Bonjour !フランス在住の Yuccaです。
本記事では、配偶者VISAで入国後10カ月が経過している私の状況についてお話ししたいと思います。
現在住んでいるリヨンでのお話になりますので、他の地域では実情が異なる可能性があること、予めご了承ください。
私は2017年フランス留学者で一応DELF B2を持っているので、フランス語はなんとなくわかるのですが、今回VISAのValidation(有効化)の際に盛大にやらかしてしまっていることが判明しました。
いまだに本来あるはずのOFII召集連絡が来ていないという状況です。
以下に現在までの状況をまとめました。(順次追記予定)
私の基本情報
- 2017年11月 現在の夫との遠距離を見据えたうえで交際開始
- 2023年9月 遠距離の状態で日本式でフランス人夫と入籍、フランス大使館への報告済み
- 2024年7月1日 夫とフランスで同居開始のため、フランスへ配偶者ビザで入国(VLS-TS)
- 2024年7月23日 ANEFサイトからオンラインでValidation(有効化)を完了させる⇒50€支払い
- 以降 OFII(移民局)からなんの連絡もなし・・・・
- 2025年2月 同じ状況で11月に入国された日本人の友人がすでにOFIIから連絡があったことを知り、自分の状況がおかしいと気づき始める
- 2025年4月 自分でOFIIやPréfecture(県庁)への問い合わせを開始する
配偶者ビザでの入国後の流れ
通常、正常であれば、以下流れで進めることになります。うまくいけばの話ですが・・・。
配偶者VISAは期限が1年以内なので、期限が切れる前に滞在許可証をもらう必要があります。
- 入国後3カ月以内にANEFという以下サイトからValidation(有効化)を済ませる。
手続きの際に、手数料225€がかかる(※Chat GPT情報 2025/05/02現在) - OFII(移民局)からRDV(招集)のメールが来る
- Visite d’accueil (最初の面談)を受ける ⇒ この際にフランス語のレベルを証明する必要あり
- 4回の市民講座を受講する(義務)
- 市民講座の受講完了後、受講完了証明書をもらう
- Titre de séjour (滞在許可証)の申請をする
私の問題だった点
移民局からの連絡がないのはおかしいので、2025年2月にANEFのサイトから問い合わせを開始します。先に記述しておきますが、ANEFの問い合わせは役に立たなかったです。その理由は、返信だけは異様に早いのですが、質問に対して明確な回答が返ってこないのです。
ANEF への問い合わせは以下マイページの”NOUS CONTACTER”からすることができます。
私は入国後すぐにVISAの有効化を済ませたにもかかわらず、移民局からの連絡が半年以上経っても来なかったので、ANEFのサイトから新しい滞在許可証の申請をしました。しかし何もことが進まず、VISAの有効期限もあと2か月に迫っていました。

問い合わせ先に難航する
そこでOFIIや県庁の問い合わせを探し、電話をしたりメールをしましたが、お決まりのフランス節です。
電話がそもそも繋がらない、繋がってもそれは自分の担当外だ、待つしかない、と言われる。
メールはそもそも届かない、届いたとしても明確な返答が来ない、と焦りまくりでした。
- OFII のオフィス直接訪問 ⇒ そもそも以下のような「PAS D’ACCUEIL PHYSIQUE(直接面会なし)」と記載された紙が貼ってあるので、行くだけ無駄です。

- 上記記載の 04.72.77.15.40 ⇒ 自動応答になっており、待っていても勝手に切れます。かけるだけ時間の無駄でした
- 上記記載の lyon@ofii.fr ⇒ メールを送りましたがメールボックスがいっぱいと以下のような自動返信が来るだけでした

- 県庁(Préfecture de Rhône)への直接訪問 ⇒ 予約必須、行くだけ門前払いされるだけなので無駄でした。訪問するならオンラインから予約を取って、とセキュリティに言われました。
- 0806 001 620 ⇒ 以下サイトに記載のある、フランス在住外国人の電話フォームです。平日の朝いちばんに電話をして、担当者は出ましたが「Il faut patienter (待つしかないです)」とだけ言われ、有効な情報を得ることができませんでした
Demander en ligne une autorisation de travail pour embaucher un étranger | Service-Public.fr

- 04.72.77.15.54 ⇒ Bureau accueil et intégration de l’OFII de Lyon の電話番号。一番有効でした。
本来であればこの電話番号は、市民講座を受講していなければ得ることのできない番号だそうです。
水曜の午後しか開いていないと紙には記載されているのですが、ダメもとで電話を掛けたところ担当者が出てくださり、私の状況を確認してくださりました。(本当に感謝です・・・!)
すると、どうやら私の招集が2024年9月23日だったということを教えてくださりました。しかし私はその旨のメールを受領していないので、説明をしたところ、以下のメールアドレスに問い合わせてください、と言われました。 - vm.lyon@ofii.fr ⇒ 4月30日、こちらに状況を説明したメールを送ると翌日返信がありました。
そこで私はどうやらVISAの有効化の際、“conjoint de Français” のビザで来たのに、”bénéficiaire d’un regroupement familial”で有効化していたわよ。と言われました。
日本人の友人に確認したところ、その友人は手数料として200€支払っていました。私は50€しか払っていなかったので、完全にそこで私が誤っていたことを理解しました。(それなら誤ってる旨連絡してくれればよかったのに・・・とも思いましたが、期待してはいけないのがフランス。) - 2025年5月2日 現在、VM Lyonからどのように対処したらよいのかを確認したいメールの返信を待っているところです
VISAの有効期限があと2か月しかないにも関わらず、面接も、市民講座も受けられていないという絶望的状況です。
おそらくRécépissée (一時滞在許可)を申請することになるのかな、と思っています。
配偶者ビザでフランスに入国したらやるべきこと・注意すべきこと
私の以上の経験から、これから配偶者ビザでフランスに入国されるからには以下をぜひ注意いただきたいと思っています。
- フランスの行政手続きの質は日本とは天と地の差があることを認識しておき、絶対に受け身でいない
- VISAの有効化は入国後すぐ、そして確実におこなう。手数料は225€らしいので手数料があっているかを確認
- VISAの有効化後 2カ月を経過しても何も連絡がない場合はOFIIや県に問い合わせをする
- 自分の状況が不安になったら、すぐに周りの日本人やSNSなどで確認し、問い合わせ先を聞く
フランスに住まれる日本人の方は割と多いのですが、全員が同じような境遇ではありません。
VISAの種類、入国した時期、家族構成、居住地域、フランス語のレベル 等々。。。
ですが、今回の私の経験がどなかの参考になれば幸甚です。
この記事を書いた人 Wrote this article
yucca 女性
フランス在住の28歳。 大学時代にフランスへ1年留学し、現地で出会った夫と6年の遠距離の末、結婚しフランスで同居。 日本では大手メーカーで5年勤務しました。 日仏ハーフのフランス人夫と、1匹の猫の日常をフランスからお届けします♪